内閣総理大臣
安倍晋三 殿

憲法9条−世界へ未来へ 連絡会
2007年5月14日

 

改憲手続き法の参院強行採決に抗議し、

9条改悪反対をあらためて宣言する

 政府与党は、5月11日の参院憲法調査特別委員会での改憲手続き法の抜き打ち的採決に引き続き、本日14日、参院本会議で法案を可決させました。
 18項目もの付帯決議を付けなければならないほど審議が不十分な法案であるにもかかわらず、中央公聴会も開かずに採決に走る政府与党の暴挙は、まさに国民不在のファッショ政治です。
 安倍首相の在任中に憲法を改悪するというスケジュールにあわせるためだけの国会運営は、憲法の基本原則である民主主義も国民主権も破壊したものであり、憲法の形骸化です。
 私たちは、改憲手続き法の成立に強く抗議するとともに、これからも9条改悪を絶対に許さない大きな国民の声を巻き起こしていくことをここに宣言します。
 
 戦争を放棄し、戦力・交戦権を否認した憲法9条は、日本だけでなく紛争が激発している世界中の宝であり、世界の進むべき道を示した指針です。
 憲法9条2項を否定し自衛軍をつくり、米軍とともに戦争をするために憲法を変えようとする安倍政権は、ファッショ的な軍事大国をめざす政権です。「慰安婦」問題で「強制はなかった」とか、「沖縄戦での住民自決に日本軍の関与はなかった」などと、戦争を美化し軍隊を美化することの中に、安倍政権がなんたるかを象徴しています。
 さらに政府は、集団的自衛権を行使するための懇談会をつくり、改憲前に解釈改憲の拡大をもめざしていますが、私たちは、戦争屋の安倍政権を決して許しません。
 
 私たち日本とアジア、世界の市民・労働者は、日本がふたたび戦争への道に進まないために、憲法9条を世界へ未来へ輝かせ、戦争反対の大きな声を轟かせるために、これからさらに努力していくことをここにあらためて宣言します。

             


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第9条 【戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認】
1、日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。2 、前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。