9条連ニュース/157号 PEACE 


 沖縄からの発信 No.3

憲法力・生かすも殺すも人間による

参議院議員 山内徳信

 
9条連の皆様、新年、まずはおめでとうございます。
 昨年7月の参議院選挙ではお世話になり、感謝申し上げます。
 私が立候補を決意しました大きな理由は「憲法が危ない!辺野古が危ない!」ということでした。参議院会館2階の219号室が私の部屋です。
 そこに、憲法9条と憲法99条(憲法尊重・擁護義務)を掛け軸にして掲げてあります。憲法を日常生活に生かすためであります。
 9条連の皆様方の右手には「憲法9条」が、左手には「反戦平和」の闘争が掲げられ、日々実践されていることと思います。
 私の実践も憲法を信念とし、それに支えられたものでした。
 基地の中に文化の楔(くさび)を打ち込む
 私が読谷(よみたん)村長に就任したのは1974年でした。公約の第1は、「読谷飛行場(米軍のパラシュート降下演習場、255ha)の返還を勝ち取る」というものでした。
 村民の中にも「それが本当に出来るのか」と半信半疑の声も多く、「非常識だ」「不可能だ」と言われながら、結果として20年の歳月をかけ、村長が実行委員長となり、村民ぐるみの闘いへと発展させ、村民が必要とする公共・公用施設を次々と基地の中に打ち込むことにしました。
 それは在沖米軍、在日米軍、日本政府、米国政府を相手に、戦略・戦術を駆使し、強力な自治体外交・文化外交を展開することでした。
 この闘いの理論武装は、憲法の「平和主義」「基本的人権の尊重」であり、アメリカの独立宣言の「人権論」でした。私にとって憲法は、幾千万人の力にも相当するものでした。
 民衆の力で辺野古沖海上基地建設断念へ
 日本政府は、日米両政府合意による辺野古沖海上基地建設計画を閣議決定し、那覇防衛施設局を通して事業に着手してきました。
 私たちは辺野古の“おじい・おばあ ”を中心に陸上での座り込み闘争、海上闘争へと、相手の動きに対応して「島ぐるみ」だけでなく「国民ぐるみ」を目指し、更に「国際ぐるみの闘い」へと発展させ、遂に日米両政府のアジア支配の拠点基地建設計画を断念させることに成功しました。
 民衆による非暴力直接行動の闘いが、歴史的勝利をおさめ得たことは特筆すべきことであったのです。
 V字形新基地建設を拒否
 しかし理不尽な日米両政府は諦めることをせず、再び辺野古沿岸部にV字形滑走路付の飛行場建設を要求し、沖縄県と名護市、宜野座村に襲いかかってきたのです。
 一部首長たちは、これを受け入れました。
 宜野座村民大会でも表明された地域住民の「基地はいらない」という意思を無視し、将来への理念も展望も持ち合わせない首長たちは、醜い“アメとムチ”に屈した姿 をさらし、それが沖縄の将来への不幸や悲劇を招くことにつながると、全く気づいていないのです。
 私は「基地の県内移設に反対する県民会議の共同代表」として、今日まで県内で闘ってきました。今後は県民・国民代表として闘いの場を東京に移し、“千万人といえども我行かん” の決意で奮闘しております。もちろん「バッジをつけて闘争現場に座り込む」という、県民・国民との約束も果たす決意です。
 沖縄ではX字形ヘリ基地建設に加え、高江ヘリパット建設など、新たな基地建設攻撃が次々とかけられています。
 私は憲法を守り、戦争政策に反対し、平和を勝ち取るまで闘い続けます。今年も9条を中心とする改憲を許すことなく、共に闘いましょう。

 

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第9条 【戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認】
1、日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。2 、前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。