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沖縄からの発信 No.6
どしゃ降りの雨の中、怒りの拳!

3.23米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会
沖縄9条連 知念 智慧子
3月23日、「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」が北谷町(ちゃたんちょう)の北谷公園野球場前広場で開かれた。
降りしきる雨と風の中、6000人余の大会参加者は、続発する米兵犯罪へ怒りの拳をあげた。
新たな闘い始まる
玉寄哲永(たまよせてつえい)実行委員長(沖縄県子ども会育成連絡協議会会長)は「この雨は、これまで人権を蹂躙され続けてきた沖縄県民の怒りと悲しみの涙雨です」と第一声を発した。
「私たちは超党派による県民大会を願い、県知事、県議会に要請してきたが、自民党県連と知事はきょうの大会への『不参加』を表明した。理由は『少女をそっとしてやりたい』。
何のために県議会が会派を超え抗議決議をしたのか、矛盾している。少女を守っていくためにこそ、県民と一丸となって抗議の声をあげるべきだ。この大会は沖縄の人権回復の要求を量から質に転換する、人権を沖縄に根づかせ、保障させる社会運動の第一歩になった。一緒に頑張ろう」。
厳しい状況の中、市民団体の先頭で奮闘した玉寄氏の呼びかけに、共感の拍手と指笛が鳴り止まない。
日米両政府を批判
翁長(おなが)那覇市長は「事件・事故のたびに綱紀粛正という空虚な言葉が登場する。この言葉を繰り返す米軍に納得する県民はいない。事件後、早々と『地位協定の改定は考えていない』との官房長官談話が出た。一体どこの国の対応かと、わが耳を疑いたくなる情けない姿勢だ」と、米軍と日本政府を痛烈に批判した。
「県民の人権、女性の尊厳すら守れない日米安全保障条約とは何なのか
」と、登壇した首長らは国民を守らない国を問う。
あなたは悪くない
「暴行事件は、基地外に住む指導的立場にある米兵によって起こされた。少女に何の落ち度もない。この子を支えていく、家庭を支えていくことを認識しないと事件は又起きる」と、野国北谷町長は週刊誌や本土の一部メディアが被害者の少女と家庭、教育に落ち度があったと批判を向け、事態の本質を歪めていることに警鐘をならす。
北谷町は基地外に住む軍人・軍属が県内で一番多い。米軍基地が液状化し住民地域にまで浸食している現状に悩む砂辺(すなべ)区長は「事件を自分の子、孫のことと思って、怒ってください」と声を震わせた。
合羽に吹き込む雨で身体が冷える。舞台裏のスタンド内にも幾重にも連なる人、人、人。家族づれ、お年寄り、若者たち・・・。寒さに耐えながらジッと舞台に視線を注ぐ。
勇気ある訴え
神奈川県内で米海軍所属の米兵に性的暴力を受けたジェーンさん(仮名)の訴えに、会場は静まり返った。
「けがは治りましたが、心の傷は永遠です。死ぬまで忘れることはできません。警察も検察も裁判所も私を守ってくれなかった。とてもつらかった」。
恐怖と絶望、言いようのない屈辱と不条理に立ち向かった彼女の一言ひとことは衝撃であった。 同時に、少女の人権・その尊厳を守るとはどういうことかを、参加した者へ問うものでもあった。
「やっと今日、私は一人ではないという気持になりました」。この言葉に参加者は「新たな闘い」への決意を深く固めた。
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