9条連ニュース/111号 巻頭言

南房総の花で戦争の芽を摘む市民運動を
本澤 二郎

日本国憲法第九条は一切の戦争を否定、拒絶しています。仮に政府のいう専守防衛を合憲としたとしても自衛隊のイラク派兵は憲法違反です。「派兵は憲法が認めない」とする歴代政府方針〈国是〉を破っているからです。戦場に武装集団を送り出すことは、たとえ人道復興支援という詭弁を弄しても、憲法が禁じる派兵、出兵にほかなりません。

ブッシュのイラク戦争は国連憲章、国際法に反しています。唯一の大義とした大量破壊兵器は見つかっていません。既に前財務長官によってイラク戦争は政権発足直後から計画されたことが明らかとなりました。石油と兵器の財閥の意向を受けたおぞましい資源の略奪と覇権確保の戦争ゆえ、国連安保理の合意すらとれませんでした。そんなブッシュの戦争を支持し、派兵を強行した小泉内閣は反憲法内閣として糾弾すべきでしょう。

私たちは、平和憲法と民主主義を支持する主権者としてイラク派兵とあらゆる戦争に反対するものです。南房総の花で戦争の芽を摘む平和な花を咲かせる市民運動を、毎年 2月18日を「フラワー・ピース・デー」として花咲かそうと決意しました。

南房総と戦争阻止の平和運動を結びつけたフラワー・ピース・デーを成功させるため、我々はまず格安で長持ちする花を調達することに汗を流しました。

花とつぼみのついたカーネーションを千本購入し、当日(2月18日)の午前に会場近くに持ち込みました。市民やJR東労組のOBそして千葉地本の仲間たちで 一本一本に「イラク派兵反対、戦争阻止」のシールを貼り付けました。

千葉市内から斎藤茂一氏らが家族、タクシー運転手を誘ってくれました。埼玉県の主婦も手伝ってくれました。総勢40人ほどで千葉駅頭で平和の花を道行く県民に配りました。周囲に千葉県9条連の旗が何本もはためく中で、学校帰りの高校生、家庭の主婦、帰宅途中の会社員が群がり、アッという間に 1000本用意した花がなくなってしまいました。

2時間程度を予定していましたが、小一時間で終わってしまいました。そのため千葉市内の中央介護福祉専門学校の土岐学園理事長が10人ほどの仲間を連れて来た時は、解散したあとでした。

この平和市民の活動を毎日新聞と朝日新聞が報道、県民に9条連の存在を初めてアピールすることができました。3月18日には市川駅前で、第2回のフラワー・ピース・デーを行う予定にしています。

(ほんざわじろう 政治評論家・千葉県9条連代表)

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第9条 【戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認】
1、日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。2 、前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。