9条連ニュース/122号 WSF事務局宛の手紙 日本語抄訳

WSF 事務局宛の手紙

 WSF 2005に関連してお手紙差し上げます。きわめて重要な提案をさせていただきますので是非とも十分ご考慮お願いいたします。

 自己紹介させていただきます。私はWSF2004(ムンバイ)に参加し、その中で200人規模のセッション[work shop: Article9,War Renouncing Japanese Peace Constitution, Jan.18,2004 1;00-4;00PM Place:A8 9条連主催]の司会進行を担当した石積といいます。。現在神奈川大学政治学教授であります。1978年から約6年間、国際公務員として国連事務局NY本部、UNDP カリブ海事務所で勤務していました。

 WSF2004で大いに刺激を受け2005年1月のポート・アレグレに参加予定です。時間的制約もあり突然ですが以下のように事務局本部に提案をもうしあげます。

 WSFのメーンテーマがalternative world is possibleであるという観点から、日本の憲法9条問題をWSF事務局本部のメーンイシュウとし注目し、大きく採りあげる。

具体的提案
(A) 大会初日のメーン会場でのオープニング・スピーチのひとつとして、9条問題を語る。日本の問題としてではなく、世界のオータナテイヴを求める人々の問題として語るので、スピーカーは日本人でなくてもよい。具体名については今後の調整の中で決めてゆきたい
(B) 事務局主催の「9条問題セッション」をできるだけ大きな規模(100人以上)で開催する。9条の存在を全く知らなかった人々を念頭に置いて、開催する。
(C) 大会最終日、WSF2005の宣言として以下を表明する。
1)9条は日本の所有物ではなく、もうひとつの世界を求める世界の普通の人々にとっての、世界遺産であることを宣言する。
2)WSFは9条の保持、発展に向けて、強力に国際世論を喚起することを宣言する。
3)WSFとして2005年国連総会、及び関連委員会の場でこの問題を取り上げることを要請することを宣言する。

提案の背景、提案の理由
1)9条とはなにか?
 日本が戦後、外交軍事において極めてローキーのポジションを取ってきたことは良く知られていることですが、その背景である9条については殆ど知られていません。9条はこう述べています

Article9、The Constitution of Japan 
  Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international dispute.
In order to accomplish the aim of the preceding paragraph , land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintained. The right of belligerency of the state will not be recognized.

 この条項は驚くべき条項です。あらゆる軍事力の国家による保持を禁じている驚くべき条項です。もうひとつの世界を求めるWSFの精神と具体的選択を最も根源的に表している驚くべき憲法条項です。世界第二位の経済大国の憲法にこの条文がいまだ据えられていることは奇蹟であります。

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第9条 【戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認】
1、日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。2 、前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。