9条連ニュース/127号 巻頭言
国際民主法律家協会第16回大会 パリで開催 キーワードは人権だった 常石 敬一 第16回の国際民主法律家協会の大会が6月7日から11日までパリで開催された。7日午後の最初の全体会議が終わろうとしている時、会長は強硬に発言を求める人がいるので特に発言を許すことにしたとして、一人の女性を登壇さ せた。 彼女は「世界の半分は女性です。戦争で死ぬのは半分以上女性です。しかしこの会場、会を取り仕切る委員会のうち女性はどれほどですか?」。それだけ言ってにこりともせず自分の席に戻って行った。会場は大きな拍手に包まれた。 彼女は米国のバークレーから来ていた法律家だった。彼女の発言は、僕がこの大会のキーワードは「人権」なのだ、と気付いた初めだった。 次に彼女の発言に耳を奪われたのは、9日の第1分科会「国連憲章、国際関係と国際機関」においてだった。彼女は、国連憲章55条の普遍化、あるいは闘いの道具とすることを訴えていた。彼女は自分たちが実際に採っている方法を「恥の動員」と呼ぶもので、誰でも実行可能だと強調していた。どんなものだ?国連憲章55条は以下のように規定している。 人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の平和的且つ友好的関係に必要な安定及び福祉の条件を創造するために、国際連合は、次のことを促進しなければならない。 a. 一層高い生活水準、完全雇用並びに経済的及び社会的の進歩及び発展の条件 b. 経済的、社会的及び保健的国際問題と関係国際問題の解決並びに文化的及び教育的 国際協力 c 人種、性、言語又は宗教による差別のないすべての者のための人権及び基本的自由の 普遍的な尊重及び遵守 普遍化とは、この規定は「諸国間」とあるように、本来各加盟国にa〜cを求めているのだが、これを日本で言えば、県・市・町・村などにも求めよう、というのだ。そして国だけではなく、各地方自治体にa〜cにもとる行為があれば、それを集め、例証集として印刷物として刊行し、広く知らせ、改善を求めるのだという。これなら多くの人がそれぞれのやり方でできそうで、かつ闘う力となりそうだという意味で「恥の動員」は現実的方法だ。 11日午前の、最後の全体会議で会長は各国に要請した。「次の世界大会までの5年間の運営母体となる代表委員、各国2人のうちの1人は女性とするよう努力されたい」。 (つねいしけいいち 神奈川大学教授・9条連代表)
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「新聞報道に見る 沖縄の 米軍基地と住民」 「戦争のないもうひとつの 世界は可能か」 平和のために −伊藤成彦講演から 「平和を育てよう」 −藤井治夫講演から 「第九条が輝く21世紀を」
「憲法9条ー護憲か廃憲か」 平和のために軍備と戦争の 構造を学ぶ 「世界を見つめる」
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