9条連ニュース/130号 巻頭言
川島 睦子 2005年9月11日、私たち10人はグランド・ゼロ(世界貿易センタービル跡地)で英文の9条キルトを掲げ、「9条を世界に!テロも戦争もなくそう!」と訴えました。 前日、現地へ下見に行くと「テロリストは再び攻撃してくる。油断するな」などと書いた幕をもった 女性たちが声をはりあげていました。犠牲者の約6割の遺体が未確認なのに ヒーロー にされていることもわかりました。9・11当日は追悼式典が開かれるということもあり私たちが近づくことができるのだろうか、そして「戦争放棄・非武装」を謳った9条は 受け入れてもらえるのか不安でした。 当日、私たちはまずマジソン・スクェアガーディンで行動を起こしました。キルトを広げビラまきをしたとたん、警官が現れ色々と注文をつけられましたが、ひるまずビラまきを続けました。前日、自由の女神像の前でも同じように注意され、「やはり厳しいな」と実感させられました。しかし私たちはともかくグランド・ゼロを目指しました。首に折り鶴をさげ浴衣姿で移動、物珍しさもあり大変目立ちました。これは私たちの作戦でした。 グランド・ゼロ周辺は祈る人、何かを訴える人であふれていましたが、その中でも私たちは人目を引きました。チャンスを得、キルトを広げ、ビラやキルトの絵葉書を配ることができました。取り巻いた人垣の中から「これだけやられているんだ。目には目をだ」と言って星条旗をまとった人が詰め寄ってきました。 しかし「この9条はやられたらやり返すということを乗りこえるものだ」と話すとたくさんの人が大きく頷いてくれました。9条を受け入れてくれたということを強く感じました。 その後、私たちはセントラル・パークに場所を移し、アピールを続けました。キルトの他にイラクで被害にあっている人々の写真を路上に並べ、多くの注目を集めました。特に劣化ウランによる無脳症の赤ちゃんの写真の前で、「オー」と言って頭をかかえたまま、うなだれてしまった少年の姿は忘れることができません。 そして「憲法9条を守る署名」用紙が次々と人の手に渡り署名をしてくれました。横浜伊勢佐木町でのいつもの署名活動より多くの人々が快く応じてくれました。アメリカは人種差別、経済格差など様々な矛盾が渦巻き、反戦運動が燃え拡がるエネルギーを感じました。私たちの行動が連帯のためのささやかな火種になってくれ ることを願い、この崇高な9条を世界の人々と守り抜こうという思いを新たにしました。 (かわしまむつこ 憲法九条を守る会・代表)
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9条連ブックレット
「新聞報道に見る 沖縄の 米軍基地と住民」 「戦争のないもうひとつの 世界は可能か」 平和のために −伊藤成彦講演から 「平和を育てよう」 −藤井治夫講演から 「第九条が輝く21世紀を」
「憲法9条ー護憲か廃憲か」 平和のために軍備と戦争の 構造を学ぶ 「世界を見つめる」
9条連グッズ
9条連 “エコバッグ タビックス
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