9条連ニュース/142号 巻頭言


南房総・館山 新しい“ピースツーリズム”

   

NPO法人 南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム事務局長
池田 恵美子
 
 ユネスコの元平和文化局長D・アダムス氏は、「軍需産業に対抗し得る平和産業は゛ピースツーリズム゜である」と明言しています。
 私たちNPOはこの名にふさわしく、地域に残る戦争遺跡などの歴史文化を活用した平和・人権研修の講演やガイドを提供してきました。
 明治を代表する画家青木繁が『海の幸』(重要文化財)を描いたのは、館山の布良(めら)という小さな漁村でした。
 昨冬、私たちは『海の幸』が描かれてから百年を記念して、ゆかりの地ウォーキングと講演、座談会を開きました。マグロ延縄(はえなわ)漁発祥の地であり、神話のふるさとでもある小さな漁村を歩き、画家が受けた感動とエネルギーを感じ、あらためて地域への誇りが生まれました。
 これが契機となり、この漁村を訪ねる旅はJR「大人の休日」の企画商品となりました。私たちNPOと地元コミュニティの皆さんが、交流をしながらガイドすることになっています。戦争や平和を語るばかりではない、新しい゛ピースツーリズム゜の誕生といえるでしょう。
 さて来春は、JR6社と千葉県が総力を挙げて取り組む「ちばデスティネーション・キャンペーン(DC)」が展開されます。私たちはこの好機をとらえ、従来の観光から゛ピースツーリズム゜への価値転換を図るべく、ふれあい・交流を重視した様々な企画を準備しているところです。
 たとえば館山駅前の商店街には、来訪者が電車の待ち時間を楽しめるような提案してきました。そんな中から、DC期間中のSL運行に合わせ、鉄道グッズを展示した゛まちかどミニ博物館゜が生まれました。
 また、中世の戦争遺跡ともいえる里見氏城跡や「里見八犬伝」にちなんだ里見ガイド養成講座を開き、「びゅー商品」を企画しています。
 そして最大の目玉は、NPOの交流拠点としてオープンした「小高熹郎(おだかとしろう)記念館〜たてやま海辺のまちかど博物館」です。
 大正期の銀行建物である洋館は、オーナーの小高氏が逝去後10年間閉じられたままでしたが、゛平和・交流・共生゜のメッセージを発信する拠点として再活用することとなり、NPOメンバーによる修復作業が少しずつ進められ、再び新しい生命が吹き込まれました。ぜひお立ち寄りください。
 ゛ピースツーリズム゜という新しい観光概念を活かした、南房総の「ちばDC」での試みです。9条連の皆さまにも、ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。
 
  

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「新聞報道に見る 沖縄の
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「戦争のないもうひとつの
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平和のために
−伊藤成彦講演から



「平和を育てよう」
−藤井治夫講演から



「第九条が輝く21世紀を」


「憲法9条ー護憲か廃憲か」



平和のために軍備と戦争の
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「世界を見つめる」

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第9条 【戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認】
1、日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。2 、前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。