三浦半島9条連は、5月27日、横須賀市立勤労福祉会館ヴエルクよこすかで、神奈川県の各9条連からの参加を含め、18名の参加で、2021年の7月以来、2年ぶりに、第20回総会・講演会を開催しました。
総会では、一昨年と昨年11月に地元として準備を担った第8回、第9回の原子力艦事故避難訓練、昨年6月、ヴエルクよこすか大ホールで初めて開催したシンポジウム「横須賀から考える平和のつくりかた」などの活動経過、会計、そして今後も戦争をおこそうとする勢力を許さず、平和を守り、憲法9条を守り抜く活動方針が承認され、全体で確認しました。
講演では非核市民宣言運動・ヨコスカの新倉裕史さんから、『横須賀から見える“軍拡“の実態』と題して話しをしていただきました。昨年5月、岸田政権が、専守防衛の形骸化=集団的自衛権の行使、敵基地攻撃能力増強、武器の増備・防衛費の増額という方針を安保3文書でバイデン大統領に決意表明しています。これにより、F35戦闘機や各種のミサイル増強などが計画されていますが、横須賀では、護衛艦いずもの改装、新型イージス艦、護衛艦の増備、桟橋の新設、ミサイル・弾薬庫の増設などに現れています。これらは、アメリカから求められたら断れない状況にある、という内容でした。
質疑では、「戦争体制作りに怒りを感じる」、「平和の運動を更に進めていく」、「福島第1原発事故では空母レーガンの乗員がトモダチ作戦で被爆したが、同時に出動していた自衛隊の護衛艦の状況が語られていない」、といった意見が出され、平和を守る運動をすすめていくことの重要さを実感しました。
三浦半島9条連は、今後も避難訓練、シンポジウムなどを開催し、平和を守り憲法9条を守り抜く運動を進めていきます。
三浦半島9条連 事務局