通常国会の閉会が目前に迫った6月19日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会などが呼びかける国会前19行動に参加した。この日の参加者は1,300人。3日前に防衛財源確保法案が自民、公明などの賛成多数で可決・成立させられた直後でもあり、岸田政権が数々の悪法を次々と強行的に成立させていることへの危機感と怒りの声は従来にも増して強まっていた。戦争反対!改憲反対!のコールにも力強さが伝わってきた。
アメリカのバイデンが6月20日の支援者集会で、岸田首相に対して防衛費の増額と軍備増強について説得したことが暴露され、日本国内に波紋を広げた。首相官邸はその火消しに躍起となり、アメリカ政府に抗議、これを受けバイデンはその発言を訂正したようだが、私はそれを鵜吞みにはしない。なぜなら、防衛費の増額について具体的な根拠も示されず、「増額ありき」で議論が進められている実態からも、誰もがアメリカの言いなりだと思わずにはいられない。
改憲勢力は、緊急事態条項の創設に向けた改憲発議を皮切りに、本丸である憲法9条の改悪を狙っている。9条連の仲間とともに憲法9条を守り抜く仲間の拡大に全力を挙げていこう。