12月16日、政府は、国家安全保障法はじめ安保3文書を国会を通すこともなく閣議決定した。憲法に基づいた「専守防衛」からの大転換であり、大変な年明けとなった。しかも「国民の決意」として促し、軍備拡張の財源として相次ぐ値上げや日々生活危機にたつ私たちに増税を迫っている。
さらに原発の政策転換は今も苦しんでいる人たちに全く向きあっていない。9条を宝とする私たちにとってもかつてないほどの危機であり、憲法の理念を胸に隣の人への声かけから始めましょう。
昨年、太田直子映画監督の「玉砕の島を生きて―テニアンの記録」という20年前に作られたドキュメント作品がTV放映され、その後各部門で受賞した。集団自決で生き残った方達の証言、自ら子供を殺さざるを得なかった今も続く苦しみを証言者に寄り添い撮っている。当時、テニアンへの鎮魂不戦の旅を続けていた三多摩9条連は現地にいた。暮れに監督にお会いした。今だからこそ、絶対にこんな戦争は起こさせないために必死に知らせよう、行動しようと新たな決意を重ねた。
H.H