第50回となる衆議院議員総選挙は自公過半数割れで惨敗という結果となった。
野党の状況など含め、選挙結果の分析はこれから色々となされるだろうが、私たちが教訓としなければならないのは、有権者が意志すれば、政治を動かすことができるということだ。
かつて民主党が政権を取ったとき、その支持者は「自分たちの勝利」と誤解してしまった。だから、その後民主党が迷走し始めたときに、よりよい人、党を選ぶという方向に行くことなく「自分たちの勝利」に固執した結果「敗北」してしまい、多くの人が無力感にとらわれてしまった。
今回の選挙では、多くのいわゆる「裏金議員」を追い出すことに成功したが、それでも少なからぬ「巨悪」と表現すべき人たちの当選を許してしまった。他方で、今後の政治の動き次第では改憲もなくなってしまったわけではない。そのような事態に来たときに、また政治家を変えるという意志と行動が求められる。
「あのとき自民党を落としたけれど結局ダメだった」ではないのだ。
T.K