憲法9条-世界へ未来へ 連絡会

憲法9条-世界へ未来へ 連絡会

2025年3月号

 自民党は今年で立党70年。党是の憲法改正に改めて一丸で取り組む姿勢を政治改革大綱令和版にて示した。衆院選にて少数与党となり、「改憲が難しくなった」とされているが野党にも改憲派が多数いる。
 若い人に憲法改正について聞くと、「時代にあっていないから変えてもいいのでは」「GHQに押し付けられたものは変えるべき」など改憲賛同者は多くいる。しかし、日本国憲法をちゃんと読んだことがあるかを聞くとほとんどが「読んだことがない」である。では若い人の改憲賛同はどこからくるのか。メディアを巧みに使っていた保守・改憲派の主張からである。つまり、一方的な情報を鵜呑みにし憲法改悪「賛同」と答えることは、ある意味当然の結果と言える。
 そこで若い人たちと一緒に「日本国憲法の前文」と「あたらしい憲法のはなし」の読み合わせをしてみた。すると、「改憲ありき」が本当に良いことなのかと疑問を呈するようになり、私たちが主張する「憲法9条改悪反対」に理解してくれるようになった。
 今年は敗戦80年、日本国憲法制定79年の年。若い人も「戦争はやってはいけない」という人道的考えは持っている。今こそ日本国憲法前文に書かれている理念を読み解き、「あたらしい憲法のはなし」に立ち返り、憲法9条を守り広めていこう。

 K.I