憲法9条-世界へ未来へ 連絡会

2025年11月号

 長野市付近の地図を眺めていた時、長野駅の西側に「小市大本営海軍部壕資料館」というものを見つけた。要予約だったため連絡して訪ねると、「昭和の安茂里を語り継ぐ会」の共同代表の方など3名が待っていて、現存する壕とその資料館を詳しく説明してもらった。松代が陸軍の壕だったのに対し、こちらは海軍が1945年6月から作り始めたもので、60日ほどで敗戦を迎えたものだという。
 資料館ではこの壕だけではなく、善光寺平一体に点在する軍事施設や山を越えた麻績村にも海軍の航空基地を作ろうとしていたことなどの調査結果なども教えてもらった。会の人たちが松代大本営ではなく「長野大本営」と呼ぶべきだと力説されていたことが特に印象的だった。戦争の語り部がいなくなりつつある一方で、「新たな戦争遺跡」というものが、地域活動によってこの地に限らず増えてきている。そうした歴史と活動に学ぶことで、新たな平和の取り組みを構築できるという実感を持った。               T・I