憲法9条-世界へ未来へ 連絡会

2026年1月号

 

 「戦争を知らない子どもたち」という歌をご存知だろうか。ベトナム戦争下、反安保闘争や反戦運動が盛んだった頃、新しい反戦歌として生まれた歌だ。当時は声高に反戦を訴えてはいない歌詞、明るい曲調に、賛否両論が巻き起こり「戦争に行ってもいないくせに甘っちょろいことを言うな」という厳しい声も飛んだ。

 作詞を担当した北山修氏は「僕らは自分たちを戦争を知らない子供たちと呼ぶことができるが、完全に“戦争を知らない”と言えない面もある」「他国には“戦争を知っている子供たち”がたくさんいる。100年後、200年後に僕らの子供たち、その子供たちが世界中で歌ってくれれば」と歌詞に託した思いを語った。

 また作曲を担当した杉田二郎氏は、沖縄コンサートでは、怖くて楽曲リストに入れていなかったという。しかしアンコールで会場が一体となって、この歌の大合唱になった時、涙が止まらなかったという。

 私たちは、いまこの瞬間にも戦禍に苦しみ命を落とす子供たちがいることを知っている。それを知識ではなく、人間としての痛み・怒りとして血肉化し、具体的に行動・実践していくことが今求められている。      M.O