午後の紅茶 (神奈川県)
原発の60年超運転を可能にする「GX(グリーントランスフォーメンション)脱炭素電源法」が成立した。今後、老朽化した原発の長期運転や原発産業への支援強化が行われ、「原発政策推進」に大きく舵を切ることになる。このことは将来に禍根を残すことになり余りにも無責任である。
福島第一原発から12年が経過した今でも、貯蔵庫の耐震補強や放射性物質の閉じ込め機能、そして最終的な処分方法等々の見通しはたっていない。人間がコントロールできない原子力は「何かあってから・・」では遅いことを学んだはずだ。喉元過ぎれば熱さ忘れるかのように、安全性など度外視した再稼働ありきに憤りを感じている。
どんな機械・施設にも耐用年数が存在する。私たちの周りで60年以上の耐用年数を持った機械を私は見たことがない。事故の教訓をないがしろにする岸田政権が「原発の安全性」を唱えても国民を騙すことはできない。