ダテ政宗
先日沖縄を訪れ、戦跡を巡った。先の太平洋戦争において行われた沖縄戦では軍人だけではなく多くの民間人が巻き込まれ、12万人を超える沖縄県民の命が失われた。日本への復帰から50年以上経った沖縄は今も米軍基地問題に揺れている。「私たちは日本を信じて復帰した。しかし現実は本土にあった米軍基地の負担が沖縄に移っただけ。沖縄県民は今も苦しんでいる。今の状況は国の為に犠牲になった沖縄戦の時と変わらない。」案内してくれた現地の方の言葉を聞いて、同じ日本人でありながら、他人事としてとらえていた自分に気づいた。世界情勢が緊迫している今こそ、私たちは終戦から80年近くが経った今もなお苦しみ続けている沖縄の現実に目を向け、武力に頼らない社会の実現に向けて声をあげてくべきではないか。
(メール受信の不具合で、掲載が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。 事務局)